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執筆者の写真青山 由美

真のエレガンスとは思いやり。そして相手への敬意そのもの


週末の東京での受注会を終えてホッする瞬間もなく

次の受注会の準備を始めています。

事業をはじめるということは呼吸をするの同様にそのリズムをとめることは

難しものですね。

立ち止まっている時間はない・・・

こんばんは♡

ジュエリーセラピストの青山由美です。

先週末はCONDUCTORにとって3回目の東京受注会でした。

この日は私にとって特別な方がご予約くださいました。

中学~短大までの同級生で日本のファッション業界の重鎮である企業、

株式会社AOIの副社長である前田千鶴氏。

家庭画報等で美しいグラビアになっているのをみかけた方も多いでしょうね。

ファッションにご興味がないかたも絶対に知っている、フェラガモ、フェンディ、バレンチノ、

ブルガリ、カサンドレ、アクリス、レナランゲ、ルブタン、パオラフラー二、ヘルノ等々、

イタリアのハイブランドがまだ国内でもそこまで有名ではない時期にこれはきっと

日本でニーズがあると見込んで数々の人気ブランドを紹介されて、

日本人のおしゃれのクオリティをあげてきた立役者企業です。

千鶴のご両親が1970年代から何度もイタリアに渡りその流れをつくってこられました。

短大を卒業と同時に千鶴は語学留学のためイタリアへ、その後ご両親の会社、AOIに就職。

関西に暮らす私とは疎遠な時期が続きました。

昨年の12月に、新しくAOIが手掛けるミラノジュエリーVHERNER(ヴェルニエ)

のPOPアップショップが梅田の阪急百貨店で開催されるというので、

千鶴に会いたい気持ちもあり駆けつけました。

そこでの再会が30年ぶり。。

目利きの千鶴が選ぶだけあって溜息のでるようなジュエリーのラインナップでした。

そこで商品を語る千鶴はそのジュエリーを制作する職人の方がどれだけこだわりを持ち

値段ではない、手間ではない、自分たちが素敵だと思うものを生み出すことに価値があるのか。

職人の代弁者でした。

ものづくりの極意、無から有へ。 職人さんへの敬意が溢れる商品の説明に感動しました。

そんな、世界有数のブランドを日本に仕入れている千鶴がCONDUCTORの受注会に予約してくれましたがそれは足を運び応援のため。

顔をみせてくれるなんてありがたいなあ。嬉しいなあと心がほかほかとあたたかかったのです。

ところが、千鶴は今年のいちおしのひとつであるブラウンダイヤのルースの中の

一番クオリティのよい石を選びペンダントをオーダーしてくれたのです!

(安くはない!)

私にとっては同級生であったとしても業界の大大先輩、わざわざCONDUCTORを購入せずとも

素晴らしい商品を自社で扱っているではないの!!!と思わず伝えたところ

こんなタイプの商品はうちにはないから嬉しいわ。

ありがとう。というではないですか。

学生のころの気さくであたたかい千鶴となにも変わっていない・・

相手の領域というものを神聖なスペースと受け止め、むやみに荒らさない、

その場所や相手に敬意をもって配慮を怠らない。

ご両親の代からAOIさんが息の長い企業であるゆえんはここなのだとあらためて知った次第です。

扱っている商品の違いを優劣や競い合いと受け止めるのではなく

相手を認め、優雅にふるまい、応援できる余裕に

真のエレガンスを感じました。

千鶴もハイジュエリーを扱う立場にいて

求める方がそののエンカレッジとして、良質な石、本物を身に着けて欲しいよねと意見が一致したことも嬉しかった。

数日経過しても胸にあたたかい灯がともった嬉しい出来事でした。

サムネイルの写真は千鶴の差し入れのケーキ。


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