先日、日本宝石界のレジェンド 諏訪恭一先生のセミナーを受講してきました。
諏訪先生は宝石商のお家に生まれた三代目で筋金入りの宝石の道を極めてこられ
GIA(世界的な宝石鑑別士)の資格を日本人第一号として取得され、宝石関係の書籍も
25冊発刊されています。
御歳81歳。
セミナーのタイトルは「宝石がわかるということ」
そして記念すべき1回目のセミナーのテーマは「何が宝石なのか」
場所は六本木の「国際文化会館」
いくつか胸に残る言葉がありますが、
私たち宝石商の役目は自分の縁のある人には本当のことを伝えること。
高品質ではない宝石を高額で購入したり、
偽物に騙されないようにお手伝いすることは
とても大切な使命とおっしゃっておられました。
参加者のほとんどが、
日本中の著名な宝石商や有名ジュエリーブランドの担当者で
会場は日本の宝石界の重鎮である先生を尊敬するプロばかりのためか
雰囲気がデパートの貴金属サロンのオーラが溢れていました。笑
ここ最近、エシカルを語りフェイクのダイヤモンドが流通するようになったけれど
(ワシントンのロビイストの働きかけにより、アメリカの法律が変わったことが理由で
ジュエリーと語り流通しだしたそう。なるほど。。)
宝石は活動体である地球の尊いカケラ。
潜在力のある原石を人が見つけ、美しさを引き出した存在。
人から人へと受け継がれ、価値を持ち続けるものであり、
循環させることが「エコ」である。
そして何より人間を(身を)護るものである。
と語っておられた言葉には
宝石を扱うことは「御神事」
と捉えている私にとってとても胸に沁みました。
何故、御神事であると捉えているのか。
宝石は人間が作り出したものではなく、自然界に誕生した奇跡です。
人間が生み出せないところに価値があります。
地球の生い立ちが隠れており、
地球を舞台に生命体、人類が生まれては消えていく循環を、人類の営みを
何億年も見守り支え続けている人智の計り知れない
「活動体=地球」のかけらなわけです。
どんな圧に耐えた末の存在なのか。。。
アクセサリーであるとか
装飾品であるとか以上に
人間にとって奥深い存在であること
古代の人は石が人間を人間以上の働きをさせる存在であると知っていて
お力をお貸しくださいという意図で身につけるようになりました。
故に、過信してはならない。
人間が主体ではない
この世の叡智を扱わせていただくということは
怖れ、畏怖の念を抱くべきと気がついてしまってからは自然と
「神様ごとである」と捉え、
以前にも増して畏れを抱きつつ
人も宝石もどちらもが幸せな出会いができますようにと
祈りの気持ちで取り組ませていただくようになりました。
そんなCONDUCTORの2023年最初の受注会のご案内です。
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【芦屋受注会】
5月19日(金)13時〜18時
5月20日(土)12時〜18時
5月21日(日)11時〜18時
場所:芦屋市内
お申し込みはこちらから
【東京受注会】 日時:
6月 9日(金)15時〜18時
6月10日(土)11時〜18時
6月11日(日)11時〜18時
場所:東京都ホテルスイートルーム内
お申し込みはこちらから
(いずれの開催場所も、お申し込みの方に直接ご案内させていただきます)
今回の受注会ではCONDUCTORのスタート時から人気の蜂モチーフのパールブローチに加え
新作で蜂モチーフパールピアスもご用意させていただきました。
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